協会や競技団体などの団体運営には、様々なスキルと人材が必要になります。しかし特に規模が小さめの団体では、人手が足りず、すべての業務に手が回らない可能性すらあります。
そこで、日本ベンチャースポーツ連盟・ベンチャースポーツマネジメントでは、
運営の大原則としては以下の2点に集約されます。
- 法律や法令を守る
- 何をする団体なのかを明確にして、団体内外に公表し、その目標のために行動する
法律や法令を守る
「何を当たり前なことを」と感じる方もいらっしゃるかとは思いますが、法人格を有する団体の運営には、一般的な自然人(人間)に適用される法律に加えて、法人の法律があり、違反すると様々な罰則があります。なお法人でなくとも、同様のやり方をするべきである、とスポーツ庁が公開するガバナンスコードに記載されています(リンク)。特に金銭が絡む部分に関しては確実に守らなければなりません。
それらの情報公開を求める法律もあるため、公開に耐えるよう準備をする必要があります。
金融機関に対する金融庁のような関係であれば、比較的高額な資金で、外部監査を依頼することや、金融庁から「業務停止命令」が出ることもありますが、スポーツ団体は資金不足であることが多いのが現状です。よって現状では自浄するしかありません。
何をする団体なのかを明確にして、団体内外に公表し、その目標のために行動する
こちらは団体の「About」や「当団体について」に相当する部分です。こちらを明確にする必要があります。
運営はなあなあでやらずに、各役職や役割に対し、明確に責任範囲を規定し、その役割を全うすることが重要です。団体の目的に「役職者が威張る」等はまずないはずです。運営の際にもパワハラはいけません。同時に「分かってるだろうな」とプレッシャーをかける忖度行為もダメです。
日本人の文化とは少し方法が違うため難しい部分がありますが、うまくやっていく必要があります。